こんにちは!KizukiプロジェクトのTwitter担当のおりです!
「自分の希望企業・就活の軸が分からなくなってきた…。」と悩み中の方はいらっしゃいませんか?
今回のコラムでは、企業分析シートを利用した企業分析の仕方をご紹介します。もう一度企業分析について見直し、自分の志望企業を見つけてみましょう!
目次
企業分析とは
皆さんは、一人暮らしをしたことはありますか?一人暮らしの住居を決める際、快適な暮らしを得るために、家賃から間取り、立地、評価など様々な条件から多くの物件を調べ・分析しますよね。
就活も同じです!自分に合う企業を見つけるために企業の理解度を高めることが重要です!しかし、そもそも企業分析の目的とは何があるのでしょうか?
企業分析の目的
- 自分が働きたい企業・環境を見つけるため
- 将来性がある企業か見極めるため
- インターンシップ・説明会で質問をするため
- 選考で通過するため
- 自分が働きたい企業・環境を見つけるため
皆さんは「3年3割」との言葉、ご存知ですか?これは、新卒採用のうち3年以内に3割もの方が転職する傾向を表した言葉です。せっかく苦労して入社したのに、「自分のやりたい仕事ではなかった。」「働いてて辛い。」と感じたら悲しいですよね。そこで、入社後もギャップがないように必ず下調べは大切です!
- 将来性がある企業か見極めるため
自分が働きたいと思う企業でも、企業の経済状況や業界の将来性を考えず選ぶと「入社しても仕事がない」または「企業が倒産する」可能性があります。そこで、志望企業を選ぶ際には企業の経済状況を確認しておくことが大切です。
- インターンシップや説明会で質問をするため
企業分析は企業の採用ページで完結できることは多くありません。必要な情報はホームページに載っていない場合もたくさんあります。そこで、不明点を説明会やインターンで質問するために事前に調べ、企業理解を深めることが大切です。
- 選考で通過するため
就活の企業では、ほとんどの企業がエントリーシートや面接などの選考があります。そこで、志望企業のことを調べておかないと根拠が薄い、志望の熱意が伝わらないなどで、落ちてしまう可能性があります。内定をいただくためにも志望企業のことはしっかり分析する必要があります。
企業分析のタイミング
企業分析は、正直いつでも構いません!しかし、エントリーシート、説明会やインターンの前には済ませ、質問ができるようにしておきましょう!
企業分析の方法
では、具体的な企業分析の方法をご紹介します!
- 企業分析シートをダウンロードする
- 企業分析をする
企業分析と言っても、項目を見ただけでは忘れてしまう方も多いと思います!そこで、まずはこちらの企業分析シートをダウンロードして、説明会参加やエントリーシート記入前または参加中に埋め、企業分析を楽に進めましょう。
あとは企業分析をするだけです!分からない項目があれば以下の説明を参考にしながら進めていきましょう!
企業の社風や内情を知る
- 企業理念(Mission、経営理念)、Visionの理解
企業理念は会社の方針を知ることができる、志望動機の根拠にもなるなどとても重要な部分です。自分の就活の軸と合っているか、共感できるか確認しながら記載してみましょう。
注意:企業理念とビジョンの違い
調べていくと企業理念とビジョンと混乱する方もいると思います!そこで、解説すると
「企業理念」とは、各企業が何のために活動を行うのかを指したものです。
つまり、会社の目的や存在意義、使命を表現したもので、時代に寄らず不変です。
「企業理念」は、「ミッション」「経営理念」「社是」「社訓」などと呼ばれることもあります。「Vision」とは各企業が「企業理念」をベースに、 事業を通じて将来的に成し遂げたいことや成し遂げたい状態を指したものです。
一般的には、時間軸を入れて策定し、時代に合わせて変えていくものです。「ビジョン」は、「事業ビジョン」「経営目標」などと呼ばれることもあります。
- 社風
社風は、企業の風土や文化のこと。人間関係や仕事の進め方、仕事に対する価値感や評価、雰囲気などが挙げられます。これまで自分がどのような環境だと活動しやすかったのか理解をした上で記入するとより自分に合う社風を見つけることができます。ただ、可視化されることは難しいため、インターンシップや説明会の社員の様子、採用ページの社員紹介での人柄を見て判断してみましょう。
- 求める人物像
自分に合う企業か見極めるため、また選考で通過するために必要不可欠な項目です!
多くの企業の採用ページには、求める人物像の記載があるため把握しておきましょう!ただ、抽象的な言葉を使われている場合があるので、自分が働きたい会社とマッチするか見極めるため説明会のときに詳しく聞いてみるのがおすすめです!
(例:求める人物像→成長意欲がある人物
質問:成長意欲がある人物とは具体的にどのような人物でしょうか?)
- 活躍している人材
この項目を理解することで、企業の評価基準であったり、価値感を知ることができます!ホームページの社員紹介を読んでみたり、説明会の時に聞くことがおすすめです!
商材・競合他社を理解する
- 商品・サービス理解
商品・サービスの理解をすることで、企業の強みを理解することにつながります!企業の強みを理解することで、将来性の有無を見極めたり、志望理由の根拠付けになるため、理解をしていくことがおすすめです!商品特性に関しては、他社にはない商品の特徴の他に顧客が個人か法人かを理解しておくことが大切です。
(例:商品・サービス「都市ガス」/商品特性「個人(家庭)」)
- 競合他社理解
企業は複数の事業をしていることが多く、全ての事業において対応する競合他社はほとんどありません!そこで、事業ごとに競合となる企業を選び、特性や強みについて理解し、志望理由の根拠づけとしましょう!
- 顧客特性
顧客特性を知ることで自分が将来を取引先の相手の特性を知ることができます。
ただ、顧客と言っても事業内容によって大きく異なるため、自分が携わりたい事業、または企業のメイン事業の顧客特性をすることがおすすめです!
(メイン事業=売上げの大きい事業は配属される可能性も大きく、企業の将来性を考えてみることにも役に立ちます!ちなみにメイン事業は
- 企業のホームページの中で大きく掲載されている事業
- 企業設立当初からの歴史ある事業
であることが多いです!ただ、「多い」だけであって必ずしもこのような条件にあてはまるとは限らないので、説明会の時にきいてみるのがおすすめです!)
特性としては法人であればどのような業界なのか、個人であればどのような方(年齢・性別など)が多いのか理解しておくと将来対応するであろう商材のお客様の特徴を理解することができます。
- 事業戦略
企業がどのような戦略で成長してきたか、またはするかで自分自信が企業とマッチしてるか判断材料になりますし、将来性があるかを知ることができます。
将来性がある戦略の例
- 海外事業があるか
- インバウンド向けの事業があるか
- 新規顧客獲得の事業があるか
日本は少子高齢化のため人口が減少します。そのため、顧客も減少することになり、日本国内だけでは事業の縮小が見込まれます。
そこで、日本外の顧客獲得の向けに事業をしているか(海外事業、インバウンド)確認する必要があります。また、新規顧客獲得ができる事業がないと利益の向上が難しく、コロナのように緊急事態が発生して場合対応することが難しく倒産する可能性もあります。
- 顧客価値(商品の強み)
商材が売れるのは選ばれる理由があるからです!強みを明確化して志望理由につなげましょう。
- ビジネスプロセスの内容
ビジネスプロセスを理解することで、会社全体の流れだけでなく業務内容も理解することができます!ぜひ矢印の下のボックスにて業務内容を記載してみましょう!
企業概要を知る
企業の概要を知ることで企業の規模間や安定性を知ることができます。この中で特に重要なのが、売上経常利益率です。
売上高営業利益率とは「売上高に占める営業利益を知るための指標(会社本来の収益力を判断する指標)」です。
売上高営業利益率は企業の将来性や経営状況について理解するのに大いに役立ちます。(詳しくは企業分析シートのノートの説明にて。)これらは企業のIR情報(株主にむけての資料)に記載されていることが多いですが、全ての企業に掲載されている訳ではありません。掲載されているものは確認をし、売上高営業利益率の変化がある年の原因を理解することで今後の将来性について確認をしてみましょう!
注意点
ただ、これらの情報をインターンや説明会の前に全て記載しようとするととても時間がかかります。そこで、自分の就活の軸から何を優先順位にするか決めて記入することがおすすめです。
おわりに
いかかだったでしょうか?意外と調べる項目が多くて大変…。と思った方、多いと思います。しかし、これらは一度で全て行う必要はありません。説明会、インターンシップなど小イベントごとに少しずつ記入し、少しずつ理解しておくことが大切です!自分の好きな会社で、楽しく働くためにぜひ企業分析を進めてみましょう!
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