こんにちは。Kizuki 就活アドバイザーのヒラノマリコです!
今日は、就活セミナーやカウンセリングを通じて、23卒学生から1番よく聞かれた「自己PRとガクチカのエピソード」について触れていきたいと思います。
結論:エピソードの「テーマ(題材)」は、同じでもOK!でも、焦点を変えよう!
「部活しか力を入れてこなかったんです」「アルバイトを学生時代は、一生懸命やっていて」と、何か1つに夢中になってきた学生さんが多くいます。何か1つでも、熱中できる、夢中になれるものがあることは本当に素晴らしいことだと思います。
そういった学生さんたちが、いざ就活で、エントリーシートや面接などで、「自己PR」と「ガクチカ」を考えようとすると、どうしても、同じ話のネタになってしまう。
ネタを変えなきゃ!と、他のエピソードを探そうとするが、他に自分らしさを伝えられる経験がない・・・
結論にもあるように、部活、サークル、アルバイト、学業、ゼミなどテーマは同じでも大丈夫なんです。
どんなテーマであっても、その中に、あなたがそこで活動してきた様々なシーンがあるはずなんです。
自己PRも、ガクチカもまったく一緒というのは、NGですが、そのあてるシーンを変えれば、OKなんですよ。
「焦点を変える」(シーンを変える)ってどういうこと?
例えば、私は大学時代、本屋さんで4年間アルバイトをしていました。
仕事としては、レジ対応、品出し、売り場づくりなど小さな本屋さんだったので、基本二人体制、時には一人ですべてを担当することもありました。
例えば、自己PRでは、「責任感の強さ」を伝え、そのエピソードとしては、一人でお店を任されたときに、自分が何を大事に行動していたかなどを具体的に伝える。
ガクチカでは、「自分のまじめさ」を伝えられればと、アルバイトで、「お客様に本の場所について聞かれたときに、すぐに答えられるようにすることを頑張りました」を結論とし、そのために工夫したエピソード(例えば、本の名前を覚えることなど)を伝える。
こんな風に、当てるシーンを変えれば、同じアルバイトの話であっても、あなたの違った魅力(特徴)を相手に伝えられるんです。
そもそも、「ガクチカ」って何のために聞くの?
よく「自己PR」と「ガクチカ」の違いがわかりません。という相談も受けます。
「ガクチカ」とは、学生時代頑張ったことの略ですが、この違いは、
自己PR=あなたの強み(特徴)+裏付けるエピソード
ガクチカ=あなたが力を注いできたこと(※1)+その具体的エピソード(+そこで学んだこと、身に着けたことが何か)
と表されるでしょう。
ガクチカで、少し説明を加えます。
※1:よく「アルバイト」です。「部活です」で結論が終わってしまう方がいますが、ガクチカの結論は、
「アルバイトで〇〇を頑張ったことです」とか、「頑張ったことが、部活で〇〇をしたことです」のように具体的なキーワードを入れると、相手に伝わりやすくなります。
(+そこで学んだこと、身に着けたことが何か)
なぜ、括弧書きかというと、書かなくても、どんな力がついたのか、どんな成長がみられたのかわかることもあるので、必ずしも必須というわけではないということです。
ガクチカは、あなたが学生時代、力を注いだ経験の中で、どんな変化を遂げたのか、どんな特徴を発揮したのか、はたまた得たのか知る質問なんですよ。
少しでも参考になれば幸いです!
この記事を書いた人
平野 真理子
- 国家資格キャリアコンサルタント/就活アドバイザー
- JCDA認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
- 高等学校教諭一種免許状(国語)
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